創業130余り、会津の人々に愛され続ける七日町にある和菓子店。季節を彩る手づくりの上生菓子や地域の食材、歳時記に合わせた、まんじゅう・だんご・大福・もちを提供。

お菓子の豆知識

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お菓子の豆知識

和菓子の歴史
  1. 古代の木の実、果物の時代
    • 縄文時代。天然の木の実や果物による菓子。
  2. 餅や団子などの加工技術が進んだ時代
    • 木の実を粉砕して、水でアクを抜き丸めたもの。これが団子の始まりと言われています。
  3. 唐菓子の伝来した時代
    • 平安時代に遣唐使が派遣されて持ち帰ったものの中に「唐菓子」(からくだもの)がありました。もち米やうるち米、麦などをこねたり、大豆、小豆に塩を入れて油で揚げたものなどがありました。
  4. 茶の湯が発達した時代
    • 鎌倉時代に日本臨済宗の開祖、栄西禅師が宋から茶の木を持ち帰って、分植したことから喫茶の風が発達しました。茶の湯の流行です。これとともに菓子類も趣向を凝らすようになり、製菓技術が進歩して現代の和菓子の大きな基礎となりました。
  5. 南蛮菓子渡来の時代
    • マルコポーロの「東方見聞録」(1307年)により、南蛮人と言われたポルトガル人やスペイン人、オランダ人などが日本に関心を持って渡来しました。そして南蛮菓子と言われる、ハルテ、カステラ、コンペイトウ、ビスカウトなども入ってきました。
  6. 国内における戦が終焉した江戸時代
    • 戦のない平和な時代になり、菓子を食べる余裕が生まれたことで、菓子の製法や技法も著しく進歩しました。寒天などが生まれ、ようかんや、落雁、饅頭、葛餅などが作られるようになりました。
  7. 洋菓子が渡来した明治維新から現代
    • 明治時代になると新政府から鎖国令が解かれ、西洋物や文化が激しい勢いで入ってきました。西洋菓子の技法が和菓子のさらなる発展に貢献しました。
和菓子の種類
餅もの(米を原料とした餅を使っている菓子)他に大福、おはぎ
笹もち
笹もち
会津七福団子
会津七福団子
蒸しもの(蒸して作る菓子)
薯蕷(上用)まんじゅう
薯蕷(上用)まんじゅう
あわまんじゅう
あわまんじゅう
焼き菓子(焼いて作る菓子)
桜もち
桜もち
どら焼き
どら焼き
カステラ
カステラ
栗まんじゅう
栗まんじゅう
流しもの(方に流し込んで作る菓子)
水ようかん
水ようかん
練り(ねり)きり(あん)を主体にして型を作る菓子)
上生菓子(こすもす)
上生菓子(こすもす)
おかもの(別々に作ったものを最後に組み合わせた菓子)
最中
最中
打ち菓子(型に入れ、打ち固めた後、取り出した菓子)
落雁(らくがん)
落雁(らくがん)
「おはぎ」と「ぼたもち」の違い
  • もち米を粒あんで包んだものを会津若松市では、春も秋も「おはぎ」と呼んでいます。他の地域では、牡丹が咲く春に食べるのを「ぼたもち」、萩の花が咲く秋に食べるのを「おはぎ」と呼んでいます。
おはぎ おはぎ
6月16日は、和菓子の日
  • 西暦848年(承和15年・嘉祥元年)の夏、仁明天皇が御神託に基づいて、6月16日に16の数にちなんだ菓子、餅などを神前に供えて、疫病を除け、健康招福を折誓し、「嘉祥」と改元した古例にちなみ、6月16日は和菓子の日に制定されています。全国各地で和菓子にちなんだイベントなどが開催されます。

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